アンティークフランス タマリスク 色糸花刺繍リネンクロス ボビンレーススカラップ

フランスの美しくナチュラルなアンティーク

フランス語でタマリスク、
(タマリクス ガリカTamarix gallica)
日本ではギョリュウ(御柳,御柳梅)と呼ばれる
柳に似て枝垂れて風にそよぐように咲く　
維管束植物を、華やかな濃淡ピンク＆白
葉を濃淡グリーンで手刺繍した
手織りリネンのトレイクロスです

高さ約5m程の低木にも達し
小さな花をびっしり付けて咲く御柳

ほんのりグレーを纏った
沈んだエクリュの麻生地に
ゆったりと枝、花を広げて
咲き姿そのままに刺繍されています。

トリムの凝ったスカラップレースは
ボビンのニードルワーク。
細く堅牢性ある麻糸で緻密に編まれ
尖端には小さな３つのピコレースも➰

春、初夏の明るい日の光の華やかな眩しさ
通り抜ける５月の爽やかな風と音
湿度の低いカラッとした＆
さらりと滑らかな質感を
五感で感じられる様な素敵なランナー

以下は素人計測の為
誤差をご容赦くださいm(_ _)m

長辺38㎝ x 短辺22㎝(レース含む)
(生地部分は35.2㎝ x 19.5㎝)

ピレネーのTamaris川流域に
多く自生していた事から付けられた属名

地中海地域で非常に一般的、非常に強く
現在は米、豪等世界中に分布。

秋に落ちる壊れ易い木質の小枝と
それらを覆う小さな鱗片状の葉を持ち
葉の形は、時間の経過とともに
非常に乾燥した状態に適応。

ピンクの花は小さく、雌雄同体。
頻繁に葉より早く咲き、最初は5月頃に
時には2回目は8月頃に咲きます

在来種では、植物は川岸などの湿った地域、特に塩分を含んだ土壌で育ち
華やかなピンクの花の穂を大量に咲かせます

中国では楊貴妃が庭に植え
白居易も詩に詠みました。

アルジェリアとその周辺地域ではリウマチ、下痢、その他の病気に薬用に使用され
享保年間に伝来した日本でも
胃腸や肝疾患の生薬に製薬されました。

【花言葉】
親密な関係にある事を意味する「蜜月」は
仲良く寄り添う様に咲く花姿の例えに。
マヌカハニーがミツバチ＆タマリスクに
より作られるという関係性も反映

「素朴な強さ」は
マヌカハニーがニュージーランドの原住民：
マオリ族の人々にとって
大切なエネルギー源であった事から

「華やいだ生活」は
荒野を開拓するニュージーランドへの
移民の厳しい生活に
潤いを与えてきた事に由来